朽ちる寸前 廃線の森林鉄道客車を復元へ NPO引き取り
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大正から昭和にかけて、木材の運搬用に活躍した北海道北見市留辺蘂町の「温根湯森林鉄道」に使用された客車と同型と思われる廃車両が陸別町にあり、復元を目指して留辺蘂町に移送された。NPO法人「オホーツク鉄道歴史保存会」(長南進一理事長)が現役当時を知る人の情報提供を求め、林業や地域の発展に尽くした鉄道遺産の歴史の保存に取り組んでいる。

温根湯森林鉄道は森林鉄道としては北見地方で最も古い歴史があり、1921年から60年まで木材を運んだ。客車は作業員らの輸送に使われた一方、温根湯温泉街の人々や市内にあったイトムカ鉱山の作業員ら一般客も乗車したという。(毎日新聞)

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