言語聴覚士をベトナムで養成へ 名古屋のNPO法人、現地にセンター新設予定
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生まれつき口やあごに亀裂がある口唇口蓋裂の患者の無償診療などに取り組むNPO法人「日本口唇口蓋裂協会」(名古屋市千種区)は本年度、ベトナムでの言語聴覚士養成の支援を本格化する。国立ハノイ医科大に近く、「言語聴覚センター」の新設を予定。同国で今後予想される言語障害へのケアニーズの高まりに備え、技術の移転と広がりを加速させたい考えだ。

協会では1992年の発足以来、ベトナムなど各国での無償手術などを通じて、現地の歯科医師に対する技術の伝承を図ってきた。一方、術後の言語機能訓練は母語で実施する必要があるが、ベトナムでは長く言語聴覚士という概念自体が広まっていなかった。(中日新聞)

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