失語症の人を支えたい 富山のNPO 県内初のデイ施設開設へ
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伝えたい言葉が出てこなかったり、会話の内容が理解できなかったりする「失語症」の人がリハビリを受けられる県内初のデイサービス施設が10日、富山市高畠町2丁目にオープンする。失語症の人を支えるだけでなく、支援する人を育てる場にもしようと、NPO法人「言語・生活サポート富山」(西田勇人理事長)が準備を進めている。

失語症は脳卒中や交通事故による頭部の外傷などで発症し、国内に30~50万人いるとされる。記憶力や判断力は保たれているものの、話す、聞く、読む、書くといった言語に関わる体の働きが低下する。コミュニケーションを取ることが難しくなるため、人や社会と交流する機会を減らしてしまう人が多い。(北日本新聞)

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