旅館で使用の漆器が縁 伊勢のNPO、輪島塗復興へ義援金募る
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伊勢市二見町の国重要文化財「賓日館」を管理するNPO法人「二見浦・賓日館の会」が、能登半島地震で被害を受けた石川県輪島市の伝統工芸「輪島塗」復興のため義援金を募っている。二見町の旅館街で客をもてなすのに、輪島漆器が使われていたのが縁。会は「一人一人の力は小さくても、積み上げれば大きな復興の力になる」と協力を呼びかけている。

賓日館は伊勢神宮を参拝する皇族ら賓客の休憩・宿泊施設として建てられ、現在は資料館として活用されている。会は1月末、宿泊施設だった時に使われた輪島塗のおわんやお膳を展示し、輪島市とのつながりを紹介する一角を設けた。募金箱も設置していて、集めた義援金は輪島市や輪島塗の職人の組合に届ける。(中日新聞)

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