子どもの「付き添い入院」、劣悪な実態 NPO調査
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

病気やけがで子どもが入院した際、親も病院に泊まり込んでケアをする「付き添い入院」。睡眠や食事もままならないなど、劣悪な環境で入院が長期にわたるケースや、看護師らが対応すべきケアも親が担っている実態が明らかになった。1日、調査をしたNPO法人が記者会見を開き、「親が安心して付き添うための環境整備がほとんど行われていない」と訴えた。

調査は、病児を育てる家族を支援するNPO法人「キープ・ママ・スマイリング」(東京都中央区)が、昨年11~12月にインターネット上で実施。2018年1月以降に泊まり込みや面会で18歳未満の子の入院に付き添った保護者が対象で、3643件の回答を得た。NPOによると、大規模調査は初めて。厚生労働省も21年に同種の調査を実施しているが、十分な回答を集められなかった。(朝日新聞)

関連記事