笑おう、避難の子どもたち 名古屋のNPO、ポーランドを訪問
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ロシアの侵攻でウクライナからポーランドに避難している人たちを笑いで癒やそうと、名古屋市のNPO法人日本ホスピタル・クラウン協会を主宰する大棟耕介さん(53)が二十日、首都ワルシャワ近郊で初めてパフォーマンスを披露した。 現地初公演の会場では、トレードマークの赤い鼻とオレンジのつなぎで登場。避難者は大棟さんがおどけると笑い、ジャグリングやマジックが決まると大きな拍手を送った。大棟さんは電話取材に「ここに来て良かった」と声を弾ませた。

侵攻前に六回、知人の誘いでウクライナの小児病棟を訪れたことがある。慰問先の一つだった小児病棟が昨年三月、空爆されたと知った。避難者のために何ができるかを模索してきた。 今回の公演は「ライフラインが整えば、笑いが必要となる。まずは大勢の避難民が暮らすポーランドで」と企画。友人らのつてをたどって会場を探し、二十、二十一の両日、避難者らが身を寄せる教会やシェルターなど三カ所に出向く。(中日新聞)

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