新体育館の整備地、現計画に反対 NPOのネット署名に1万筆弱
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鹿児島市本港区エリアの商業施設ドルフィンポート(DP)跡地周辺で県が進める新総合体育館の整備計画をめぐり、県内の経営者らで作るNPO薩摩リーダーシップフォーラムSELF(セルフ)が20日、県庁で記者会見し、現計画に反対する陳情書を県議会に提出したと発表した。「市民の理解や賛同を得られていない」とし、ネット上の署名活動も始め1週間で1万筆近くを集めている。

新総合体育館の計画は、県が2020年に検討委員会を設け、県民への意見公募を経て今年3月、基本構想を策定。DP跡地(約3万平方メートル)と住吉町15番街区(約2万5千平方メートル)を予定地とし、スポーツ大会やコンサート、国際会議などを開ける多目的交流施設「スポーツ・コンベンションセンター」と位置づける。総額205億~245億円を見込み、今年度から地質調査に着手し27~28年度の完成を予定している。(朝日新聞)

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