認知症予防講座1600回、「2025問題」見据え活動
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NPO法人「認知症予防サポートネット」(兵庫県西宮市)が、認知症予防に特化した高齢者向けの出前講座を続けている。開いた講座は1600回を超え、今年6月には発足から丸12年を迎えた。活動範囲は県外にも拡大し、団塊の世代全員が後期高齢者となる「2025問題」を見据えて精力的に活動している。

理事長の福田章さん(79)=西宮市=は、製薬会社勤務時代に特定健診に携わり、認知症患者が増加傾向にあることを目の当たりにした。今後社会問題になると予見し、「予防なら専門家じゃなくてもできる」と独学で知識を蓄えるようになった。200冊以上の本を読み込み、勉強会に参加した。(神戸新聞)

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