すごろくで地域防災学ぶ 浜松・東区のNPO法人が作製
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東日本大震災の被災地支援や地域の防災講座などに取り組む浜松市東区のNPO法人「積志かがやきカフェ」(河合洋子理事長)が、楽しみながら学ぶ防災すごろく「KIZUNA」を作製した。津波や川の氾濫など市内各地の災害の特性や地形、過去の歴史などを織り込んだのが特徴だ。すごろくのシートは、縦約六十センチ、横約八十センチ。同市を各区ごとに色分けし、遠州灘や浜名湖、天竜川、馬込川など災害の原因となる地形を明示した地図をシートに印刷。全六十マスを配置した。

各マスでは「大雨で馬込川が大あばれ」「津波五メートルなら到着までに十八分」など、マスの位置に該当する実際の地区での災害注意情報を紹介。三〜四マスごとに関連のクイズや、詳しい解説を見られるQRコードがあり、知識を深められる。クイズの正解数や到着順などで与えられるポイントの合計で順位が決定。参加者全員のポイントを合わせ、その集団の防災力を六段階で判定する。ランクが最も高い「防災マイスター」を目指して繰り返し遊ぶことで防災力の向上を狙う。(中日新聞)

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