不妊治療の支援事業に注目集まる 秋田のNPOが治療に理解訴え
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NPO法人フォレシアが取り組む不妊治療の支援事業が、現在、注目を集めている。5年にわたり、夫婦で不妊治療を受けた経験を持つ秋田市在住の佐藤高輝(こうき)さんが、2017(平成29)年から運営する同NPO。現在、不妊治療経験のあるキャリアコンサルタントや不妊症看護認定看護師などの専門家が、NPOと提携する企業の社員から受ける相談にLINEを使ってアドバイスしたり、職場の理解を得るための企業担当者向けセミナーを企画したりするなどの支援事業に取り組む。

佐藤さんは「経済的な負担が軽くなることは大きな前進」と政府の方針を評価しながら、「それだけでは不十分」とも。不妊治療をきっかけとする離職者と求職者が、医療や福祉などの業種に多いことも分かってきたことから、現在、治療に理解を示す企業の求人情報などを集めたマッチングサイト「CHOICE POCKET(チョイスポケット)」の開設準備を進める。(秋田経済新聞)

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