市民団体「小樽石蔵再生会」を設立するNPO法人の記事。民家を再生する目的のNPO法人設立。

小樽市のＮＰＯ法人小樽民家再生プロジェクト（中野むつみ代表）は、市内に３００棟以上残る古い石蔵を保存・活用し地域活性化を図るため、市民団体「小樽石蔵再生会」を今秋、設立する。９月には石蔵の所有者らを招く「小樽石蔵シンポジウム」を開催。石蔵の歴史的価値や維持策を議論し、同会への参加を呼び掛ける。

海運などで栄えた小樽に残る石蔵は、店舗や美術館などへの活用例があるものの、老朽化で年々減少している。地元の建築研究家らの調査では、明治から昭和初期に建築された石蔵は２年前に３５０棟あったが、今年２月末までに２２棟が解体されたという。(北海道新聞)