震災伝承、お地蔵さんと共に 山形のNPOが建立
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山形で地蔵を建立するNPO法人の記事。NPO法人設立後も主目的でなければ宗教活動を行うことは可能。

東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県に、山形市のNPO法人がお地蔵さんを建てている。犠牲者を追悼し、震災の記憶と教訓を後世に伝えるのが目的で、発生から6年となった3月11日には宮城県七ケ浜町に建立。「息の長い取り組み。何十年かかっても被害に遭った全市町村でやり遂げたい」と意気込む。

山形市の住職、葦原正憲さん(76)が中心となり2011年11月、「被災地に届けたい『お地蔵さん』プロジェクト」を開始。葦原さんは1993年の北海道南西沖地震で津波被害に遭った奥尻島に建てたこともあり「道端に今ある地蔵も何百年前の先祖が何らかの思いを込めた。数百年後の人たちに震災を伝えるには地蔵しかないと思った」と話す。(日本経済新聞)

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