山形のノウハウ被災地に生かす 大船渡のNPOが視察
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東日本大震災で甚大な被害を受けた大船渡市と周辺地域で、子育て支援に取り組むNPO法人こそだてシップ(大船渡市)のメンバー5人が10日、山形市内の支援施設を視察した。運営のノウハウを学び、今後の活動に生かす。

一行はNPO法人やまがた育児サークルランドが運営する「子育てランドあ~べ」を訪れた。野口比呂美代表(53)から、事業内容のほか、親子が利用しやすい空間づくりの工夫などの説明を受けた。

こそだてシップは昨年、大船渡市のショッピングセンター内に子育て支援室を開設し、育児相談も実施している。伊藤怜子理事長(72)は「おもちゃの置き方や母親の私物の管理方法など、参考になる点がたくさんあった。子どもを産み育てたい女性が、生き生きと暮らせる街にしたい」と話した。(河北新報)

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