貧困の連鎖 教育で断ち切る 龍ケ崎のNPOが「無料塾」
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十分な教育が受けられない貧困家庭の子どもが低収入の職にしか就けず、その子どもの教育も限られ再び貧困に-。そんな「貧困の連鎖」を断ち切ろうと、龍ケ崎市のNPO法人が、経済的に恵まれない家庭の小中学生に勉強を教える「無料塾」を昨年4月に始めた。

この団体は、「NGO未来の子どもネットワーク」(笠井広子代表)。2000年に市民団体として発足、子ども向け電話相談や、カンボジアや国内の災害被災地に文房具や支援物資を送る活動などをしてきた。

火曜、木曜の午後5時から9時ごろまで、賛同者が無償提供する龍ケ崎市内の建物で開塾する。主な対象は、小学5年から中学3年までの児童生徒と、その弟妹。市内や近郊の30人弱が利用登録している。大人や学生のボランティアは20人余りで、教員免許を持つ人を中心に、学校の教材で教えている。(東京新聞)

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