第21回 NPO法人でも収入を得てOK!
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今日のタイトルをみてちょっとびっくりした方もいるのではないでしょうか。「そんなウソ書いていいの?」という声が聞こえてきそうです。今日は、前に話のでた「営利を目的としない」という意味について話しましょう。

これは「営利を目的とする」会社と比べてみると分かりやすいので、比較してみます。利益を目的とする団体には株式会社など会社という形がありますね。会社は多くの人から資本金を集め、利益が出たら、その分け前を株主に配当という形で分配しています。

株式投資をする方であれば、配当の有無や利回りをチェックすることが多いと思います。「非営利」とはこのような利益の分配をしないという意味です。決算して余ったからといって、役員や会員などNPOのメンバーで山分けすることができないわけです。

つまりこのルールを守っていれば、事業収入を得てもいいし、職員が給料をもらうことも可能。この点では会社と同じですね。NPOとボランティアは同じものだと思い込み、NPO活動をするのにタダ働きを覚悟しなければならないと誤解している人は少なくありません。

「じゃあ、活動が順調に行って決算したらお金が増えたらどうするのか」と訊きたくなるでしょう。こんなときは、さらに事業に使うか、残れば次の期に繰り越すことになります。

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