集めた米軍公文書を寄贈 横浜のNPO 立命館大の博物館に
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核兵器を巡る国際情勢と在日米軍の活動を調査・分析しているNPO法人「ピースデポ」(横浜市港北区)は、梅林宏道特別顧問(84)が中心となってこれまでに入手した米軍公文書の全てを、立命館大国際平和ミュージアム(京都市北区)に寄贈すると発表した。

寄贈するのは、一九六〇年代〜二〇一〇年代の資料で、梅林さんが一九八九年から米国に情報公開請求したり、米国立公文書館(NARA)などに訪問したりして集めた。千三百四十八点(紙五万四千枚、マイクロフィッシュ三百六十五枚)に上り、五十八箱の段ボール箱に詰めて十一日に同ミュージアムに発送したという。

資料は「基地」「部隊・組織」「艦船」など七項目に分類。二〇〇三年、イラク空爆をした米空母「キティホーク」に、海上自衛隊の補給艦「ときわ」が間接的に給油したことがうかがえる資料も含まれる。この疑惑は、同NPOが指摘し、国会で問題化した。極秘文書もあるという。(東京新聞)

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