炭鉱電車“動態保存”で次代へ NPO法人理事長が届けたい思い
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「炭都三池の盛衰を見守ってきた炭鉱電車は大牟田の歴史をいまに伝える生き証人。地域の宝を動く状態で保存し、後世に伝えていきたい」-大牟田市と熊本県荒尾市で100年以上にわたって石炭や客車をけん引し、昨年5月に運行を終えた炭鉱電車。その動態保存に向けて活動するNPO法人「炭鉱電車保存会」理事長の藤原義弘さん(61)が力を込める。

多くの人に炭鉱電車の魅力や思い出に触れてもらうため、会員たちが撮りためた自慢の写真を展示した「生きとる“炭鉱電車”を残したか!」を昨年11月に荒尾市で開催。大牟田市でも今月17日まで、ゆめタウン大牟田で開催中だ。世界遺産の宮原坑跡と万田坑跡に動態保存するよう両市長に求める要望書の提出に向け、署名活動も展開中で約千筆が集まっている。(西日本新聞)

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