全国に呼び掛けて集めた食器を住民に無償提供したNPOなどの記事。震災復興支援でのNPO法人設立。

神戸市のＮＰＯが２８日、熊本地震で被災した西原村を訪ね、全国に呼び掛けて集めた食器を住民に無償提供した。地震で多くの食器が割れてしまった住民は茶わんや皿、コップなど必要な食器を選び、次々と段ボール箱に詰めていた。

題して「お茶わんプロジェクト」。阪神大震災の経験を生かした被災地支援を続ける荒井勣［いさお］さん（７０）＝神戸市＝が代表を務めるＮＰＯひまわりの夢企画が、５月中旬から募集。

熊本市のＮＰＯ法人でんでん虫の会も協力し、各家庭に眠る贈答品などの未使用食器を段ボール箱に入れて送ってもらった。これまでに約５００箱が集まり、救援物資が配られる同日に合わせ、村役場に１２０箱を持ち込んだ。(熊本日日新聞)