大崎のNPO法人、被災者向けに古川マップを作製
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東日本大震災の被災者を支援しているNPO法人「おおさき地域創造研究会」(白旗成典代表)は、沿岸被災地などから大崎市中心部に引っ越してきた人向けの「古川市内マップ」を作製した。同研究会の事務所などで無料配布している。

マップはA3判で両面刷り。表は手描き風の白地図上に銀行やホテル、個人病院、飲食店、郵便ポストなどを表示した。裏面は、古川市街地の各行政区の範囲を色分けして示し、大型店や公共施設の情報を添えた。店舗や施設の電話番号、営業時間も記入されている。

同研究会は、災害公営住宅の入居者説明会や、被災者茶話会などで市外から転入してきた人たちの意見を聞き、生活に役立つマップの作製を決めた。「散歩に出て道に迷った」「暮らしの土台となる行政区の範囲が分からない」「コンビニのATMは不安。窓口がある金融機関の場所を知りたい」といった声がマップに反映されている。(河北新報)

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