大規模土石流で被災した熱海市伊豆山の浜地区で、森林保全に取り組む市内のNPO法人「熱海キコリーズ」とまちづくりNPO法人「アタミスタ」が、損壊した地蔵堂の修復プロジェクトに乗り出した。まちの復旧が進む一方で、コミュニティーの衰退が懸念される中、メンバーは「地域再生の拠点にしたい」と意気込む。

プロジェクトは、警戒区域解除後に再びお堂をコミュニティーの拠点にしたいという住民の思いに、両NPOが呼応して始動した。泥の中から見つかった部材をできるだけ再利用し、お堂の中の床材には地場の木材を活用する予定だ。(静岡新聞)