暮らしの足跡を冊子に NPOが「家史」作成
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歴史ある古民家が壊されたり移築されたりする際に、家の歴史を本にまとめて残す「家史(いえし)」という取り組みを、東京都のNPO法人が始めた。第1弾として、滋賀県長浜市から神奈川県へ移築される古民家の家史が完成し、依頼主に届けられた。

家史を作るのはNPO「ムラツムギ」。消滅の危機に直面する地域の「最善の終わり方」をテーマに掲げ、全国の空き家の状況を調べている。共同代表の前田陽汰(ひなた)さん(20)は「歴史が詰まった家が消える前に記憶を引き継げないか」と考え、昨年夏、写真や家主の話を冊子にまとめる家史のサービスを発案した。(朝日新聞)

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