有機食材続ければ、体内の農薬大幅減 NPO調査
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農薬や化学肥料を使わない「有機農法」の食材を選ぶと、実際に体内の農薬を大幅に減らせることが、福島のNPO法人の調査で明らかになった。通常の市販の食材(慣行食材)を食べ続けた集団と比べ、有機食材を5日間とった人は体内の農薬は約半分、1カ月間続けた人は同1割未満の濃度だった。安全性をデータで示した貴重な成果と専門家は評価している。

NPO法人「福島県有機農業ネットワーク」が、北海道大学大学院獣医学研究科の池中良徳准教授(毒性学)の協力を受けて調べた。生産農家と消費者の提携を進める同ネットワークが協力者を募り、尿に含まれるネオニコチノイド系殺虫剤6種類と、それらが体内で分解されてできる物質1種類の濃度を測定した。(朝日新聞)

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