白川郷まで一向一揆波及 地元NPO、いさめる蓮如の書状入手
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浄土真宗中興の祖、蓮如上人(1415~99年)が書き残した書状を、郷土史の研究・調査をしているNPO法人白川郷耕雲塾(白川村)が10日、京都市の古物商から入手した。浄土真宗の門徒が1488年に加賀(現石川県)で起こした「加賀一向一揆」が、白川郷まで波及していたことを裏付ける内容。

同塾の板谷本一事務局長(60)は「村や日本の歴史の空白を埋める貴重な史料」と話す。書状は縦一五・三センチ、横四四・二センチ。蓮如の書状が市場に出回ることはめったになく、購入資金七百五十万円のほとんどは村内外からの寄付金で賄った。(東京新聞)

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