新潟のNPO 千曲川サケ稚魚放流中止 感染が広がるリスクを懸念
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サケの稚魚放流に取り組むNPO法人が、今季の放流を中止したという記事。地域の環境を守るNPO法人設立の一例。

千曲川など信濃川水系でサケの稚魚放流に取り組むNPO法人「新潟水辺の会」(新潟市)が、長野県内での今季の稚魚放流を中止することが29日、関係者への取材で分かった。

石川県で今年3月、国内で初めて魚類の特定疾病「レッドマウス病」の発症が確認されたのを受け、同会が放流活動を当面自粛せざるを得ないと判断した。2月に石川県水産総合センター美川事業所(白山市)で養殖されていたサケの稚魚約13万匹が死に、検査でレッドマウス病への感染が確認された。

主にサケ科の魚類に発生する細菌による病気で、国が特定疾病に指定している。感染すると口の周辺が赤くなり、出血して死ぬことがある。人には感染せず、発症した魚を食べても人体に影響はないという。(信濃毎日新聞)

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