膝掛けのぬくもり届け 加賀のNPO 南相馬に320枚送る
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福島県南相馬市の住民へ手編みの膝掛け320枚を送ったNPOの記事。NPO法人設立後にバザーを行い、その収益金を総量に充てている点も注目に値する。

加賀市のNPO法人「たぶんかネット加賀」の会員らが19日、2011年の東日本大震災と原発事故の影響で仮設住宅に住む人が多い福島県南相馬市の住民へ手編みの膝掛け320枚を送った。

震災後、作業に励む会員らは「編み手も増え、活動の広がりが心強い。いつも気に掛けているという思いが伝われば」と話している。膝掛けは縦120センチ、横70センチで肩に掛けて使えるようにした。

会員で九谷焼製造販売会社を営む寺前みつ子さんの呼び掛けで震災後の11年8月に会員の有志らで始めた。新聞記事などで活動を知った人たちから段ボール600箱分の毛糸が届き、これまでに600枚を南相馬市などへ送った。送料は市内の催しなどで開くバザーの収益金を充てている。(中日新聞)

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