不要の金歯、社会貢献に NPOが換金、寄付
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研究機関などに寄付を続けるNPO法人の記事。NPO法人設立後に寄付を受ける団体は多いが、この例のように寄付する側にたつNPO法人は珍しい。

歯科医でつくるNPO法人「日本顎咬合(がくこうごう)学会」(千代田区)は、使われなくなった金歯や銀歯に含まれる金などを換金し、その収益を毎年、研究機関などに寄付している。今年は収益金1458万円を日本対がん協会(千代田区)に寄付した。

同学会は全国の歯科医約9千人で組織。金歯や銀歯、入れ歯には金のほか、レアメタルが使われているが、衛生的でないとの理由で医療廃棄物となるケースが多かったという。

そこで、2006年から会員を通じて患者の承諾を得て、リサイクルすることに。07年には震災で被害を受けた新潟県柏崎市の小・中学校にデジタル機器を寄付した。(朝日新聞)

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