第17回 法人って何って言われても…
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さて、今日は法人の話です。なんだかNPOの話とは離れてしまいそうですが、ここは大事なところです。基本のあやふやな人が少なくありませんから、しっかり確認しておいて下さい。

「法人」とは、文字どおり「法の人」という意味で、人の集まりや一定の財産を法律上、個人と同じように権利・義務の主体として扱うことをいいます。ちょっと言葉がこなれていないので、言い換えてみますね。

ふつう店で品物を買ったり(売買契約)、アパートを借りて住んだり(賃貸借契約)するのは生身の人間です。それと同様に、人が集まって組織として仕事すれば、当然その団体で物を買ったり借りたりする必要に迫られます。

まあ、代表者の名前でやることも多いのですが、そうすると代表者が個人的に買った物も団体のために買った物も同じ名義になってしまうという不都合がでてきます。そこで、団体そのものが物を買ったり借りたりできるように法律で決めることにしたのがこの法人というシステムです。

ですから、法人にしておけばその法人名で売買とか賃貸借などが生身の人間と同じようにできることになります。もちろん、法人と結婚するなど、自然人にしかできないことはできませんよ。

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