塾に頼らない中学生の定期試験

塾に通えば皆成績が上がり、志望校に合格できる?

いったん頭の中をからっぽにして考えてみましょう。子どもが中学生になると、塾に通わせる保護者が増えます。学校の成績を上げ、高校入試に合格させるためには塾に通ったほうがいいと考えているからですね。

多くの中学生が塾に通っているからウチも通わせないと不安だ、そんな強迫観念も理由の一つでしょう。親としても、自宅でゲームばかりしているなら、塾に通わせたほうが安心なわけです。

しかし、勉強や試験のことを塾に丸投げして皆成績が上がり、志望校に合格するでしょうか。じっさいのところ、塾に通ってもたいして成果が出ない中学生が少なくない、これが現実です。

塾でできることは限られている

まずは、塾に通わないと成績向上や高校受験に不利だ、という思い込みから脱することです。大事なのは塾に通うかどうか、ではなく、自宅で、自分の意志でどれだけ効果的に学習するか、ということです。

考えてもみてください。週に2回、3、4時間塾に通ってどれほどのことができるでしょうか。それだけの時間では英語だけでも不十分でしょう。多額の費用を使って塾に通わせても、自宅で勉強しなければたいした効果はありません。

クラスには、塾に通っても成績が上がらない中学生がいる反面、塾に行かずにいい成績を残している生徒が必ずいます。これは自宅で効果的に学習できればそれで十分な結果が出せることを示しています。これまで私は多くの中学生を見てきましたが、成績が伸び志望校に合格した生徒は、やはり自宅での学習を怠らない子ばかりでした。

自宅で、家族でできることを考える

ここ数年、所得の格差が子供の学力差をもたらしているといわれています。たしかに傾向としては認めざるをえません。しかし家計を助けるために日々働き、学校に行けない子供が日本にいるでしょうか。

答えはNOです。貧困家庭の子も小中学校に通い、みな平等な義務教育を無償で受けています。塾に通わせる費用がないから子供の成績が悪いと嘆くのではなく、まず中学生・家族自身ができることを考えるべきです。

「勉強しなさい」「塾行きなさい」と言う前に、保護者や家族自身が効果的な勉強の方法や適切な試験対策についてしっかり理解することが第一です。

試験なんかたいしたことない!

中学生の試験対策など、実はたいしたことないんです。「成績を伸ばしたい」「あの高校に入りたい」という意欲と、的確な方法、そしてその方法を実践することで誰でも結果を出すことができます。

結論からいうと、中学校で行われる定期試験、公立の高校入試はいずれも難しいものではありません。一部の難関高は別として、適切な試験対策で準備できていれば、塾に通うことなく誰でも5科目でいい結果を残すことができます。

塾に通うデメリット

・費用と通塾の時間がかかる
・特定の科目しかできないバイト感覚の学生「講師」が多い
・勉強のしかたそのものを教えてくれない、わかる講師が少ない
・集団指導の授業は結局学校と同じ
・配布される教材、宿題がやりきれない
・自分で勉強する習慣ができにくい
・合格した生徒のことだけを宣伝する

塾に頼らない中学生の試験対策(pdf)